三種の神器 その一
今回何回かの記事に分けて、三種の神器を書いてみようと思います。
三種の神器って言っても、美容師の僕が言う三種の神器はドライヤー。
これ(ドライヤー)を外しては、何も始まらない。
ところで皆さんはドライヤーをどこで購入しますか?
『ドライヤーも家電品でしょ?』
と、言われればそうなんですがドライヤーやヘアアイロンの様な美容道具は電気屋さんよりも美容室で購入する方がオススメです。
全ての美容師さんがこうだとは言いませんが、毎日使用しているドライヤーやアイロンに対しての使用感(不満)や使いこなし(便利な使い方やコツ)などを持っているもんだと思います。
あー・・・
すいませんm(__)m
僕は考えています。
『これはもう少しこーなったら便利なのになーぁ』
とか
『こうやって使うと便利♪』
なんて、いつも考えてます。
また、髪のコンディションや柔らかさなど仕上がりの質感を手で感じイメージして考えてドライヤーの温度調節をしたりアイロンとの組み合わせ等を考えています。
どんなにいいシャンプーやトリートメントをしていても、ドライヤーのよってはバサバサになったり、うねったり、はねたり、硬くなったりしちゃうのでやっぱりドライヤーって大切です。
さて、どこをどう見てドライヤーって大切なんでしょうか。
ここから、今回の本題だったりします^_^;
相変わらず前置きが長いですm(__)m
日本製のドライヤーを電気屋さんで売っているものから、美容室で入る物まで色々と見てみると、温度調節や風量の調節ができる物が少ないです。
逆に海外製の物って、温度調節や風量調節がついていて、物によってはターボ(通常の倍近くの風がでる)モードがある物もあります。
僕が一番、大切にしている部分は1に【温度】2に【風量】です。
まず、どうして【温度】が一番かと言いますと、これが一番仕上がりに影響するからです。
ドライヤーをかけても髪がまとまらない、はねる、うねる、膨らむ、硬くなるといった、仕上がりのストレスの80%は温度で解決できたりします。
イメージとしては前に書いた、【ドライヤーの使い方(コツ)】にもあるように、タンパク質で出来ている髪は熱い風で乾かすとパサ付きやすく硬くなります。
ここで重要なのはどれだけ熱い風が出るかではなく、温度の段階として
【冷風】
どのドライヤーにもあるような冷風モード。
これは前髪を立ち上げたい時とかに、熱くして効かしたところをこの冷風モードで冷まして形付けに使います。
【ちょっと温風】
この温度が一番欲しい温度。
風を直接手に当てて5cm位の間でも熱くない位の温度
【温風】おんぷう
わりと熱めの温度。
温度を段階で切り替えられれば、【ちょっと温風】で90%位乾かしてから【温風】ブラシを使ったブローをすると、普段よりもブラシが効きやすく柔らかく仕上がります
【熱風】ねっぷう
日本のドライヤーの温風はほとんどこれですね。
お家のドライヤーのスイッチを入れて出ている温風の温度です。
温風というか熱風ですよね。
あまり髪を近づけすぎると髪が炭化(焦げて)しまいます。
なぜか、どのクルクルドライヤーや普通のドライヤーをみても【冷風】と【熱風】の切り替えしかなく、気が利いた物だと風の強弱がついている物があったくらいでした。
マイナスイオンとかトルマリンとかいろいろ付加価値はうたっているのに、基本性能がこれでは困ったもんです。
マイナスイオンで髪が落ち着くはずなのに、熱い風では膨らんでしまいます。
僕らが使用しているドライヤーは温度3段階風が2段階で細かい温度調節が可能になります。
個人的に使用しているドライヤーは上記+ターボがあるので、さらに細かい温度調節と共に、ドライ時間の時間短縮にも一躍買います。
温度調節があるなら以下の様に乾かすと効果的です。
- ちょっと温風くらいでパート(分け目)やトップから風をあてて根本を上から順に乾かしていきます。
- 根本を乾かしながらトップからハチまわりとその下へ乾かしていきます
- 根本が全体的に乾いたら中間から毛先を乾かしますが、この時も下からは風を当てないで上から下へ向かって風を当てます
- 全体がぬるめで乾いたら、温風にしてブラシを使って軽くブローします