最近の髪質改善事情について

おはようございます。

『髪質改善トリートメント』や『髪質改善ストレート』と【髪質改善】と言うキーワードだけが一人歩きしているようにも感じる今日この頃、いかがお過ごしですか?

あなたの髪は扱いやすく過ごせていますか?

色々な方法やメニュー内容で各美容室が髪質改善をメニューに入れていますが、髪質改善といっても施術する側の捉え方や考え方によってお客さんが希望している結果とずれが生じている事が多いようです。

髪質改善は「髪質」を「改善」する。

という、2つのキーワードでできていますが、こうやって見ると単純に「今よりも扱いやすくなる」ということは分かりますが、あなたの髪はいつ扱いやすくなると思いますか?

じつは、どの美容室でもいつ綺麗になるか?いつ扱いやすくなるのかは明確にうたっていないんです。

「髪を治したい!」

「傷んだ髪をなんとかしたい!」

という気持ちになったらその場で治したいのに「ゆくゆく治ります」では困ったものです。

そこで今回は、いつ綺麗になるのかわからないが、気になって利用している髪質改善を紐解いていこうと思います。

こんな方におすすめ

  • 髪が傷んでいて指が通らない
  • ホームケアもわからずに毎日が扱いにくい
  • 切れ毛や枝毛に困っている
  • 抜け毛が多い
  • 艶がない
  • 髪がバサバサ、ボサボサする
  • 収まりが悪い
  • 毎日のスタイリングに時間がかかる
  • 毎日アイロンを入れている
  • 湿気ですぐに広がる

髪の傷みはどこで生まれるのか?

まず、「あなたの髪はどこでいたみましたか?」

思いたる場所を書いてみてください。

  • 毎日のスタイリング
  • 間違った自然乾燥方法
  • ドライヤー
  • アイロン
  • シャンプー後にブラシで髪をとかしている
  • 何気なく肩にかけるバッグのヒモが髪の上にのっている
  • シートベルトに巻き込まれて切れ毛
  • 毛先の質感が気になり、ブラシを入れすぎ
  • 髪にあったシャンプーやトリートメントを使えていない
  • 美容室で進められるものを使っているがいまいち効果がわからない。結果、扱いやすくはない
  • ブローローションやオイルの使うタイミングがわからない

などなど、普段の生活やお家でのケアの中にも沢山のダメージポイントが隠れています。

あなたはいくつ当てはまりますか?

最大の原因を作っているのは?

先ほどあげたとおり、日常にも沢山の髪を傷めてしまい劣化させる要素は隠れています。

でも、一番髪を傷めているのは美容院なんです。

美容院ではカラーやパーマの薬液による科学的なダメージ(損傷)と最近多いのが、カットの仕方による物理的なダメージ(損傷)があります。

でも、美容室では傷んだ毛先をカットしたり、トリートメントなどでケアを欠かさずしているのに、どうして髪がいたんでしまうのでしょうか?

カラーやパーマによるダメージ(傷み)

カラーやパーマによるダメージを防ぐために、トリートメントをオーダーしていると思います。

これはカラーやパーマをすると髪が傷むからトリートメントをする。

カラーやーパーマで傷んだところを扱いやすくするためにケアする。

というように、「施術をして傷んだ」だから「トリートメントをする」という昔から変わらない発想のもとに行うケアだから、令和になった今もあなたの髪質が改善しないんだと思います。

この発想だと、カラーやパーマのお薬だって「安ければなんでもいい」という美容院が多いのをご存じですか?

仕入れの価格で銘柄を決めて大量に仕入れることは経営手法として間違っていませんが、そこにお客さんの髪への思いは込められているのでしょうか?

「髪のダメージ」は「髪の体力」として、数値化して考えていますが、健康(10)な状態から指も通らないハイダメージ(3)の状態で見たとき、髪をどれだけ健康(10)な状態で毛先まで伸ばしていけるかが、ヘアケアの基本です。

これを踏まえ、安い薬剤や発色の良い薬剤はアルカリ成分が多く含まれており強く反応するため髪を傷めてしまいます。この時、カラーで10から5まで減ってしまった髪の体力は何をしても10にはもどれません。

トリートメントをしても戻ることはありません。

「髪を健康にするためにトリートメントをしているのになぜ?」

毛先に行くまでに果たして扱いやすさを保てるでしょうか?

カットによるダメージ(傷み)

カットのしかたや、梳きばさみの入れ方で髪の仕上がりが180度変わります。

艶のある扱いやすい髪の条件は、切れ毛がなく髪の長さがそろっていて、クセやうねりの出ていない9LV以下の髪です。

しかし、はさみを滑らせるようにカットしたり、無造作に毛量調節をするだけのドライカットを入れたり、根本付近から梳きばさみをいれて毛量を減らしたりすると、近い将来うねりやクセにより毛量は倍増しスカスカになった毛先は絡みやすく切れ毛や抜け毛が増えることになります。

実際そうして困っている方々が連日ご来店なさっています。

現在のトリートメント事情

現在のトリートメント効果の強さを僕の独断と偏見(個人差や解釈の違いはありますので💦)でまとめると、

  1. 毛髪補修トリートメント
  2. 質感補修トリートメント
  3. 酸熱トリートメント
  4. 微還元トリートメント
  5. ストレート
  6. 縮毛矯正
  7. 高難易度縮毛矯正

と7段階に分けられます。

1〜2は質感補修

一般的なサロントリートメントでこの中には予防美容とかも含まれます。このトリートメントは色々な名前でメニューになっていますが、どれも髪の表面に近いところにトリートメント成分を入れて反応させますがダメージ(入り口)があり補修された髪は、時間と共にそれが出口にもなり入れた成分もどんどん流れ出るので効果が割と早くなくなります。

うちではここで、高難易度で使用するトリートメントとヘナを加え効果と持ちをグレードアップしたりしています。

3〜4は一般的な髪質改善

パーマ液を使わずに同等の効果が期待できるトリートメント成分で髪の表面をふやかし、アイロンの熱などを併用してクセやボリュームを抑えます。

太く健康な髪に施術するととても艶やかで扱いやすくなりますが、トリートメントを求めている髪にする場合は、成分とpH(これは強酸)とアイロンの熱により髪を傷めているケースが少なくないです。

髪質改善をしている方は髪を触ってみて【デコボコしてる】【硬くなった】など症状がある場合はメニューの変更などを考えた方が良いかもしれません。

このメニューも「パーマ液を使わないでボリュームダウン」など背負っているものが少し無理しているので、施術の内容も大分無理があり、結果その無理分だけ髪を傷めてしまう原因になっています。

当店では、この髪質改善にヘナや高難易度の成分を使用しトリートメントの効果を感じやすいケアをご提案しています。

5は普通のストレート(参考までに)

ストレートはトリートメント効果などはありません。位置的な部分で追加しただけです。

6の縮毛矯正も普通の矯正(参考値)

普通のアルカリ矯正で高温のアイロンを使用する場合は髪質改善や毛髪補修になっていません。

7の高難易度縮毛矯正は髪質改善+矯正

これまでパーマや矯正などで傷んだ髪を柔らかく艶やかに仕上げる為に、傷んだ部分を髪質改善し、クセやうねりを縮毛矯正します。

このメニューが他の矯正と違う最大の特徴は全ての工程が髪の為にあると言うことです。

工程は

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  1. カウンセリングします
  2. 流します
  3. 乾かします
  4. 自然に乾いた状態を見てカウンセリングし施術内容を提案します
  5. 毛髪補修します
  6. トリートメントを付けます
  7. 毛髪強化します
  8. 髪に合わせた弱酸性の薬液を付けます
  9. 髪にちゃんと薬の効果が出るまで1時間でもそれ以上でも待ちます
  10. 流します
  11. 毛髪補修します
  12. 髪の状態に合わせて毛髪強化します
  13. 髪に最適な方法で完全に乾かします
  14. ここまでおこなった工程で髪に起きている反応をチェックし最適なアイロン温度を割り出します
  15. 自然に乾かすだけで収まりが良い最適な温度で専用の特殊アイロンを入れます
  16. しっかりと2液処理をします。通常酸化不足で終わることが多いので長めに髪の反応をみて処理します
  17. 2液の成分が髪に残らないように除去します
  18. 頭皮の保湿とホームケアのレクチャーをします
  19. 何も付けないで乾かします
  20. できあがりです

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簡単にあげても20工程を超え、時間も髪の状態に合わせて4時間から6時間ほどかかります。

普通の矯正は髪の為を考えていないのか?

そんなことはありません。が、時間短縮や効率を優先し早く良い結果をだす為に作られたシステムであることは間違いありません。

髪へ浸透させるためのアルカリ成分とストレート効果を最大限に発揮するための180度以上の鉄板アイロン。アルカリを入れなければ薬の効果が弱くなるのでアイロンの温度はさらに熱くゆっくりとあてるようになります。

髪を傷めないために薬の効果を優しくしたらアイロンの温度はさらに高くなってしまう矛盾があるんです。

3〜4の髪質改善も要注意

この髪質改善の薬液も「トリートメントでくせが収まる」と言ってしまうため、その結果を出すために強い酸性のトリートメントを付けてアイロンを入れます。

熱により効果があがり、ダメージ強い方は縮れ毛(びびり毛)の原因になります

先ほどの矯正同様に、「パーマ液成分は使わない」「アルカリでは無く酸性のトリートメント」でクセやうねりが落ち着く!と優しいメニュー感を前面に言ってしまうから、弱い成分でその結果を出すためにアイロンの温度が高くなったり色々と無理が出てきて髪を傷めてしまう事があります。定期的に施術を受ければさらに髪は硬く扱いにくい質感になります。

ここで言いたいのは、あなたの今のダメージは髪質改善(3〜4)で扱いやすくなるのかどうかなんです。

髪質改善をして、髪が扱いやすくなって3ヶ月くらいは持つならそれでも良いかもしれませんが、数回しても治らない場合は、矯正の方が髪の負担を減らすことが切るかもしれません。

どうして縮毛矯正をしないのでしょうか?

縮毛矯正をしないでなんとかしたいと、安易に髪質改善をしている方も非常に多いです。

これは縮毛矯正が髪を傷めるという誤認がそうさしているようですが間違いです。

ほかにも

  • 毎日のアイロン > 半年以上持つ高難易度縮毛矯正
  • 毎日のスタイリング時間 > 高難易度縮毛矯正
  • 月一回の髪質改善 > 高難易度縮毛矯正
  • 髪質改善の費用(月一回1万円×6回) > 高難易度縮毛(30,000円+α)
  • 髪質改善の時間(1回2時間×6回) > 高難易度縮毛矯正(4〜7時間)

とどれをとっても一回の時間・出費などは大きいですが半年や1年でみるとホームケアの時間も合わせてかなり高難易度縮毛矯正の方が負担が軽いと思いませんか?

まずは、あなたの髪に一番良い方法が何か探してください。

それを教えてくれる美容師さんに出会ってください。

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