頭皮に優しい美容法とは 【パート3】 ~本編~
前回まで
・頭皮に優しい美容法とは
・頭皮に優しい美容法とは【パート2】
と【頭皮に優しい美容法とは】のタイトルで髪のダメージやそのメカニズム、カウンセリングやサロンゆうの毛髪補修についてなどを説明してしまいました(..;)
言うなれば、前編のような物ですm(__)m
さて、今回から本気で本編へと突入していきましょう。
皆さんは、カラーやパーマを施術される場合、頭皮に違和感を感じますか?
ここで言う違和感とは
・チリチリとしみる
・スーッとした感じがする
・あつくなる
・痛い
といった症状です。
これらの症状にも感じ方には個人差がありひどくしみる方からかゆくなる程度の方まで様々です。
また、施術時以外にも
・被れてしまった
・ふけがとまらない
・かゆくて仕方がない
・できものが出来た
・ただれた
・赤くなった
など、これもまた個人差がありますがよくご相談のある症状です。
ひどい方は皮膚が1枚ゴソッと剥けたとお話しされていました。
この方は他のサロンでカラーをされた際に被れれてしまったのですが、はじめは頭皮がジュクジュクでただれてしまっていました。皮膚の状態が少し落ち着くまで待ちベルジュバンスのヘアエステを効果があまり強く出ないように気をつけながら2週間に1回を一年続けました。1年後だいぶ落ち着いてきましたがフケは止まらず抜け毛もまだありました。2年目に入りようやくフケも収まり3年目の今日は笑い話で話せるようになりました。
はじめはお互いにどうしていこうか正直不安がありました。
お客様は皮膚科に通ってらしていましたが、やはり何とかしたい一心でご相談頂き、私は少しでも早く施術差し上げたいのですが頭皮の状態がベルジュバンスといえども頭皮につけられる状態ではなく本当に悩みました。
さて、この方はカラーでしたが美容室の施術で使用するお薬はどれもそれなりに髪や頭皮へ負担をかけます。また、効果や作用をメリットとデメリットとし区分けするとお薬の刺激とその効果の相反する関係が見えてきます。
以下は一例ですが・・・
■ パーマ液 昔からあるツーンとしたお薬(チオ)は浸透しやすいようにアンモニアを混ぜてアルカリ性にしています。
メリット--薬剤としてのアレルギー反応は少ない方です
--短時間でしっかりとしたカール&ウエーブが作れます
デメリット-揮発性なのでにおいが臭いです
-頭皮にアルカリがしみる方も多いです
-何よりも皆さんに痛むイメージが強いです
-ハイダメージ(ひどいダメージ)の髪には作用しにくくかかりにくいです
最近のよくあるお薬はあまりにおいが無いものが多いです。または少し香りがついています。
メリット--においが強くないので傷む気があまりしない
--ダメージのある髪でも比較的よくかかる
--柔らかくかかる
デメリット-薬によっては被れる場合もある
-揮発しないことで臭いを抑える成分を使ってアルカリ性にしているので、髪に残留しやすくダメージを助長してしまう
パーマ液で見た場合、新しい薬はどれも臭いを抑え柔らかくかかるのですが、髪に対してのダメージや頭皮に対しての刺激が出やすいと言われています。逆に昔からある薬液はアンモニア臭もきつく「パーマかけてます!」的なイメージですがアレルギーも少なく髪に薬液が残留しません。
当店では薬液の特性やメリットデメリットを考え、その方のお手入れ(カラーやパーマの頻度、ホームケアやサロンに来店される周期)を考慮しご希望のスタイル作りを提案させて頂いています。
続きはカラーです。