縮毛矯正について お知らせ第2弾

【今回の内容】

1⃣ 今回は増税に伴うお知らせのほか

2⃣ 縮毛矯正について

3⃣ トリートメント毛髪補修について

4⃣ 口コミ投稿のお願いとキャンペーンについて

5⃣ 24時間Web予約の予約方法について

6⃣ 予約方法のご案内

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縮毛矯正について

6月より当店の縮毛矯正薬液、及び施術内容が変更になりました。

ここ数年、よりよい仕上がりを求め日々自問自答をしながら研究をしてまりました。

髪を扱い易く美しく仕上げる究極のメニューである縮毛矯正が、結局髪を傷めてしまうという事実に納得出来ませんでした。

髪は海苔巻きのように3層構造に出来ており、カッパ巻きのように海苔(キューティクル)→ごはんとその周りについているぬか(毛皮質)→キュウリ(毛髄質=芯の様な部分)の順に外側からできています。

新しい縮毛矯正は、アルカリ剤を使わない事で、海苔(キューティクル)やごはん(毛皮質)にダメージを残さず、優しくしっかりと薬を浸透させ、ご飯粒(毛皮質)だけで無くキュウリ(毛髄質)の部分にまで浸透しクセを取るので柔らかく扱い易い髪へ仕上げることが出来ます。

しかし、通常の縮毛矯正やパーマは未だにご飯粒の部分にあるつながりを切ったり繋げたりする様にお薬がつくられています。サロンでお客様の回転率も考えると早く浸透し結果が出せる薬が必要だからです。個々のスタッフの技術力や経験値では無く誰でも使える、使いやすい薬の開発が必要だからだと思います。

その薬の成分をごはん(毛皮質)へ、なるべく早く浸透させるために海苔(キューティクル)をふやかす必要があります。しかし、この海苔は海苔巻きのごはんを乾かさず形をしっかり形成する力があるように、矯正の薬液を簡単にごはんへ浸透させません。

薬液が浸透しなくてはクセは伸びないので、一般的な薬液はいつしか薬液を髪の内部へ浸透させることを目的とし、薬液の粒子を細かくしたり、アルカリ成分を混ぜたりします。その結果、美容師はあなたの髪質やダメージにあわせて、薬液が髪を傷めないで浸透するように計算します。薬液が浸透しすぎると髪は傷み浸透しないとクセが伸びないので「髪を傷めない」と「薬を浸透させる」と言うことが縮毛矯正成功のカギとなり、本来の【髪を傷めずにクセを取り扱い易くする】という目的が、いつしかすり替わってしまいます。

ダメージのある髪や細い髪は浸透が早く髪を傷めるリスク(可能性)がとても高くなります。その結果、「浸透しすぎる=髪を傷める」を牽制しすぎてクセが伸びないことや、逆に攻めすぎ(結果を求めすぎて)髪が傷んでしまう事があります。

これは薬液をメーカーから買った時点で、その美容室では「扱い易くクセを伸ばす」という目的が「薬で髪を傷めないようになるべく成功させる」に置き換わった結果起こります。

私はそんな中で、なんとか髪を傷める事無く扱い易い髪へクセを伸ばせる技術や薬液はないものか、数々の薬液を買いあさり使用方法を研究しさらには使いこなすことでデメリットをメリットに変えられないかを試し続けました。

また、薬液だけで無くアイロンを使わない縮毛矯正の勉強にも没頭しました。

これはとても斬新で、アイロンを入れることで髪のタンパク質を硬くしてしまい、髪を損傷させ(傷め)てしまうことを、アイロンを使わずにドライヤーだけで伸ばすという技術でした。これまでそういった話は聞いたことがありましたがどれもクセが伸びない物ばかりでした。しかし、この技術ではアイロンを使わずにドライヤーだけでクセを伸ばす事が出来ました。

この技法はこれまで縮毛矯正の暗闇でもがいていた僕にはとても明るい兆しでした。しかし、お客様には完全乾燥をお願いしないとアイロンを入れていないぶん収まりきらず膨らんでしまうこともあり、弱い髪(ダメージや細い髪)には強すぎる薬液を薬液の濃度で変化させるだけでは、細かい設定が難しく僕が求めている仕上がりには届きませんでした。

そんなこんなで数年が経ちましたが、やっと自分自身が納得しお店に来てくださるお客様の髪をできる限り扱い易く艶やかにしあげ、笑顔に出来るお薬と技術に出会えました。

この薬はアルカリ成分を含まず、髪への浸透を早めることが目的ではなく浸透させしっかり反応させることが目的の薬で、ブリーチをしている髪でもしっかりと薬液を浸透させクセを伸ばす事が出来ます。

「薬液は髪を傷めずに浸透する」という一本の柱だけで、ダメージが無く髪の芯までクセを取ることが出来ます。

続きは明日

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