髪質改善と毛髪補修と損傷治癒


最近美容業界で爆発的に流行っている髪質改善と毛髪補修ですが、あなたは体験されましたか?
髪の毛を扱いやすく艶やかにしたくて髪質改善や毛髪補修をするのに、あまり効果が無いことや逆に傷めてしまうこともあるようです。
僕も実際、お客さんの髪を扱いやすくしたいときに、カウンセリングの段階でいくつか髪を補修した先のイメージを膨らまして、一番効果を感じやすい事や一番髪や頭皮に優しい施術を最優先にご案内します。
でも、髪質改善や毛髪補修って結局トリートメントなんですよね。
トリートメントはどう転んでもトリートメントなので、近々とれます。
それが2日後か7日後か14日後か、それはあなたの髪の体力とトリートメントとの相性や技術力が関係していると思います。
ただ、トリートメントのし始めは、よっぽど相性が良くてノリが良くないと落ちるのも早くなるので注意が必要です。
ここで言う注意とは、初めほど特にホームケアを髪に合わせておこなうか、落ちたと感じたら美容室で再度トリートメントを重ねるかのどちらかをしないと結局どこでトリートメントをしても同じ感じになってしまいます。
艶やかで扱いやすい髪に仕上がったのに、数日で髪の質感が戻ってしまったら・・・

こんな感じになりますよね💦
そこで、今日は最近流行っている毛髪改善と毛髪補修についてと、新しいジャンルである損傷治癒について記事を書きます。
こんな方におすすめ
- 毛髪改善したら髪が傷んだ方
- 毛髪改善を続けているが、一向に扱いやすくならない方
- 毛髪補修をしたのにシャンプーしたらとれた方
- 毛髪改善でストレートをしている方
あなたはいかがですか?
毛髪補修ってなに?
まずは毛髪補修について。
色々な解釈があるので、美容院ごとに説明や施術内容に違いがあると思いますが、サロンゆうで「毛髪補修」と言えば髪のダメージをケアするトリートメントです。

イメージ的にトリートメントはコルテックス(ごはん)とキューティクル(のり)に作用して保湿効果を高めたり硬くなった髪をしっとりさせたり艶を出したりします。
毛髪補修の主な施術内容
美容室でおこなう施術では、2〜4浴式で重ねてつけるタイプが一般的です。
髪への馴染ませ方はサロンやメーカーにより様々ですが、重ねていくトリートメントが反応して髪に定着し、髪の内部補修と外側の補修をすることで質感が変わります。
トリートメントの種類によっては使用する順番や成分により馴染ませ方が違うなど、施術方法や効果・特色に違いがあります
髪質改善ってなに?
最近の「髪質改善」ではアイロンを使うトリートメントが多いです。
メニューとしてサイエンスアクアやその他の酸熱トリートメントの様に、若干髪の構造を変えられる成分を含んでいてクセが落ち着いたり手触りの改善が毛髪補修よりも感じることができます
髪質改善の主な施術内容
毛髪補修同様髪にトリートメントを塗布すること事態は大きく違いはありませんが、塗布後アイロンや加温器により髪への浸透を促進し効果を上げます。
ポイントはしっかりと浸透させる事にあり、ここでのなじみ具合が最終的な仕上がりを左右します。
また、最後の仕上げでアイロンを入れ、表面の水分量を整える事や髪内部に含まれる水分を極力抜くなどにより艶が増しトリートメント効果もたかまり保ちも良くなります。
毛髪補修と髪質改善の違い
毛髪補修と髪質改善の違いは、ざっくり言うと「毛髪補修=リンス」「髪質改善=トリートメント」みたいな感じで、どちらも効果は感じられますが時間と共にとれてしまいます。
質感の違いや仕上がり、効果の持続によって両者の棲み分けをしています。
ただ、リンスやトリートメントなんて言い方をしていますが、通常のそれらとは違い髪の状態によって効果はちゃんと持続します。
毛髪補修は2日〜20日、髪質改善は15〜30日くらいを目安に効果の持続を図れると思っています。←これも各店でメーカごとや技術ごとに違いの出るところです。
ただ、施術の効果や髪へのアプローチとしては毛髪補修も髪質改善も対処療法なので、どちらも直にとれてしまいます。
おちない(とれない)トリートメントはないので効果を感じなくなる=とれる(落ちる)となりますが、市販の製品や家でのケアよりは何十倍も効果を感じることが出来ますので定期的なケアをしていくことで髪の状態を扱いやすく出来ます。
毛髪補修と髪質改善をもたすために
せっかくやっているトリートメントなので効果は持たせたいですよね。
毛髪補修よりは髪質改善の方が浸透のさせ方がちがうのでもちますが、それぞれ特徴があり
トリートメントの保ちは
- 髪質との相性
- 施術との相性
- 髪のスタミナ
この三つが関係しています。
髪質との相性
髪質との相性が良くないと、どうしても持ちが悪いです。もれはホームケアとの兼ね合いもあり、シャンプーの洗浄成分が強すぎてもトリートメント効果を下げてしまいます。普段のケアもトリートメントを落とさずに補助していけるくらいの製品の方が、効果を長く感じることができます。
施術との相性
施術とトリートメントの相性もあります。一般的なトリートメントはカラー剤やパーマ液に含まれるアルカリ成分と共に髪に浸透させる方が効果が上がります。しかし酸性のトリートメントはそうはいかず、同時施術をしないか違ったアプローチをしなくてはならなくなります。そのほか、マニキュアやヘナ、ざくろペインターなど髪や頭皮に優しいとされるカラーは、このあたりのトリートメントで定着が悪くなり色落ちに繋がる事も注意してください。
髪のスタミナ
これも大きな要因です。
太い髪と細い髪。
柔らかいかと硬い髪。
キューティクルが厚い髪と薄い髪。
やはり髪は太い方がトリートメントの効果を感じやすく保ちもいい様に感じています。
細い髪はしっかりとトリートメントすると重くなりやすく効果も感じにくいという特徴があります
「トリートメントしたけど効果を感じない」
というのはこういう部分でもあるかもしれません。
理想的なケア
毛髪補修や髪質改善を長持ちさせる方法として最も効果的なのは、質感が悪くなるタイミングで、美容院に行きトリートメントを重ねるというものです。
実際、サロンゆうにご来店いただいているお客様でホームケアはあまりこだわらず2週間に1回カラーをしている方がいらっしゃいます。その方が1年間他のサロンに行かれていて、戻ってこられた時にはダメージがひどく髪も硬く扱いにくい状態でした。しかし、2週間に1回の白髪染めと毛髪補修をした結果、半年で艶々の髪に蘇りました。
極論ではありますが、ホームケアをしなくても美容院のトリートメントだけで髪は艶々になるんです。
ただ、とれ(落ち)てしまうので効果がなくなる前に効果を持続させるケアが必須になります。
その効果を感じなくなるタイミングが髪のスタミナです。
これはトリートメントが落ちる前に続けていると少しずつ伸びるので、効果がなくなる前に続けるケアを行うことが重要になります。
ただ、ホームケアでもしっかりと髪をケアできていれば髪の状態は良くなります。
- シャンプー
- トリートメント
- ブローション
- クリーム
- オイル
と髪のホームケア商品は沢山ありますが、これも髪のスタミナなどを考慮して決めていく必要があり、スタミナ(トリートメントを蓄えておく力)とホームケアのこれが合えば次回美容院に行くまで扱いやすい状態を保つことが出来ます。
毛髪治癒について
ここまでは毛髪補修や怪味質改善などトリートメントとして傷んでしまった髪に対処するケアについて説明しました。