ホームケアのトリセツ[泡の髪質改善]

❶のシャンプーを使用した基本編のトリセツです

ホームケアの方法は、髪質やダメージの状態、美容室でのダメージの深さによって異なりますが、当店でご案内している基本的なホームケアの手順をご紹介いたします。

ただし、ホームケアには「こうしなければならない」という決まりはありません。これまで行ってきたホームケアや、やりやすい方法、気に入っているお手入れがあるかと思います。

ここでは、美容室での仕上がりを重視し、再現性が高く効果を感じやすい方法をご案内しています。これにより、あなたの髪がなるべく扱いやすくなることを目指しています。

毎日のことですので、できる限り負担にならず、効果を感じながら楽しんでお手入れを続けられることが大切です。髪が扱いやすくなることを目標に、考えすぎず、できる範囲で日々のお手入れに取り入れていただければ幸いです。

ご不明な点はお気軽にLINEよりご相談ください

Aniフォームシャンプーを使った髪質改善ホームケアのご案内

Aniフォームシャンプーを使用したホームケア方法をご紹介します。この製品は界面活性剤や人工香料を使用せず、精油を配合した髪や肌に優しい設計となっています。そのため、「他のシャンプーがお肌に合わない」「敏感肌」の方にも安心してお試しいただけます。

フォレストシャンプーとAniフォームシャンプーの違い

フォレストシャンプーを使った黒の髪質改善では、柔らかくしっとりとしたケアをするため、削ぎや切れ毛が多い方に「髪が柔らかくなる」「中間から毛先が膨らむ」といった効果を感じる方が多いですが、Aniフォームシャンプーには以下の特徴があります:

  • ハリコシの向上
  • ツヤ感と滑らかさのアップ
  • 補修効果によるダメージケア

また、髪のダメージが深い場合、シャンプー中に髪が一時的に硬さを感じたり、流す際に指が通りにくいことがあります。これは界面活性剤による脱脂ではなく、補修成分が髪に反応している証拠です。シャンプー後にトリートメントを使うと、しっとりと滑らかな髪へと仕上がります。

使用のポイント

当店での髪質改善を継続されることで、Aniフォームシャンプーでもゴワつきを感じにくくなります。以下の流れでお試しください:

  1. Aniフォームシャンプーで髪を洗います。
    • ダメージのある部分ほど補修成分が反応するため、硬さを感じる場合があります。
  2. 泡をしっかり流した後、トリートメントをつけてください。

トリートメントのおすすめ

ダメージが深い髪には、Mixトリートメントがおすすめです。また、集中トリートメントを少量ずつ使用する方法も効果的です。これにより、髪の補修を効率的に進めることができます。

泡改善ホームケアのトリセツ

よくある質問を下にまとめています。
解決しないときはお気軽にご相談ください。

シャンプー前の準備
髪をしっかり濡らして、シャンプーが馴染みやすいベースを作りましょう。髪が十分に濡れていないとシャンプーやトリートメントが均一に行き渡らず、効果が半減してしまいます。目安として3分程度かけて、頭皮から毛先までしっかりと水分を浸透させてください。

スタイリング剤がついている場合
シャンプーの泡立ちを良くするため、スタイリング剤がついている場合は丁寧に予洗いを行いましょう。予洗いには、軽めのリンスやトリートメントを使うのがおすすめです。市販のトリートメントでも問題ありませんが、ベタつかないものを選び、乳化させるように髪全体を優しくマッサージしてください。その後、しっかりとすすいでからシャンプーを始めます。

注意点:市販シャンプーでの予洗いは避けてください
市販のシャンプーは洗浄力が強いため、予洗いで使用すると髪質改善中の髪には負担がかかりすぎることがあります。トリートメントを使用する方が髪に優しく、スタイリング剤や皮脂汚れも十分に落とせます。

絡まりやすい髪への対応
髪が絡まりやすかったりゴワつく場合も、ゴシゴシ擦るのではなく、優しく指を通しながら水分を馴染ませてください。絡まり部分は握るようにしながら丁寧にほぐすと、水分が行き渡り扱いやすくなります。
シャンプーの量と使い方
事前に髪をしっかりすすいでおくと、❶Aniフォームシャンプーの専用ポンプで1〜3プッシュの泡で全体に十分泡立ちます。

使用量の目安は以下の通りです:
ショート:1〜2プッシュ
ミディアム:2〜3プッシュ
ロング:3プッシュ以上
泡が根元だけでなく、中間から毛先にまで行き渡るように、しっかりと塗布して洗いましょう。

泡立ちの確認とすすぎタイミング
泡立てた状態を長時間維持する必要はありません。髪を軽く握り、毛先がピーンと立つような状態になれば十分です。その時点でしっかりとすすいでください。
シャンプーのすすぎ方
地肌から泡を流すように、丁寧にすすぎましょう。

すすぎ時の注意点
ダメージの程度にもよりますが、このシャンプーはヌルヌル感がないため、ダメージ毛ほどすすぎ時にキシキシとした感触を感じることがあります。ただし、トリートメントをつけて乾かすと、サラサラとした仕上がりになりますのでご安心ください。

健康な髪との比較
健康な髪は、濡れている時にはキシキシしやすいものです。例えば、カラーやパーマをしていない子供の髪を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。濡れている時はキシキシしても、乾くとサラサラでツヤツヤになりますよね。

Aniシャンプーの特性
Aniシャンプーは、健康な髪に近い状態を擬似的に再現します。そのため、濡れている間に多少の軋みを感じることがありますが、仕上がりはサラサラになりますので安心してお使いください。
❷ トリートメントのつけ方
適量を中間から毛先へ
・トリートメントを大さじ1〜3杯、手のひらに伸ばします。
・中間から毛先にかけて、油分が馴染みにくい部分に先につけます。

全体に馴染ませる
・手ぐしを通しながら全体に馴染ませます。
・その後、お湯を足して荒めのクシや中荒のクシでとかし、髪全体をトゥルトゥルの質感に整えます。

すすぎ方
・最後に地肌よりしっかりと流します。

流した後の注意点
トリートメントをすすぐ際、髪の状態や流し方によって指通りが硬く感じることがあります。これには個人差があり、髪質やコンディションにより異なります。ヌルヌル感を残す必要はありませんが、ギシギシにならない範囲で仕上げてください。この部分についての詳細な調整は、次回お店で確認しましょう。

オイルを混ぜるアレンジ
・トリートメントに❺のオイルを1プッシュ混ぜると、黒サラ改善のような滑らかな質感に仕上げられます。
・その場合、この後の❹オイルの使用を省略したり、仕上がりの質感を調整してみてください。
シャンプー後のケア:ブローローションの使い方
軽く水を絞る
シャンプー後は、タオルで軽く水を絞る程度に留めます。ゴシゴシ拭いたり、タオルを巻いて自然乾燥させると、髪が絡まりやすく、表面が荒れる原因になります。

ブローローションを髪全体にスプレー
髪全体、特に根元の短い髪にもまんべんなくスプレーします。ブローローションは保湿成分が含まれており、スキンケアの化粧水のような役割を果たします。シャンプーやトリートメントで髪の基礎力を高めているので、水分が少し残っていても問題ありません。

髪を柔らかく整える
トリートメント後に硬さを感じたり、指通りが悪くても大丈夫です。しっかりとシャンプーとトリートメントが馴染んでいれば、ブローローションが浸透し、髪が柔らかく仕上がります。
❹ オイルの使い方
オイルをつける
・ブローローションをつけた後、黄色いオイルを半プッシュ〜1プッシュ(サンプルの場合は3〜5滴)を手のひらに伸ばします。
・中間から毛先に手ぐしを通して絡みを取りながら馴染ませます。

クシで整える
・指通りがスムーズになったら、荒いクシで優しく梳かします。
・その後、細かいクシで全体を整えることで、ブローローションとオイルが馴染み、髪が柔らかくしっとりとした質感に仕上がります。
・水が垂れるので、ここまでの行程をお風呂場で出来るといいのですが、風邪など引かないように気をつけてお試しください。

お風呂に浸かる場合
・この後お風呂に浸かる場合は、水分を残したままタオルでまとめたり、ピンで軽く留めておきましょう。

お風呂上がりのケア
・上がった後、軽く荒いクシで髪を整えて次のケアに進みます。
タオルで水分を拭き取る方法
タオルで挟むように拭き取る
・クシで整えた後、タオルで髪を挟み、抑えるようにして水分を拭き取ります。
・毛先を揺らすような拭き方は避け、丁寧に押さえるのがポイントです。

自然乾燥について
・矯正をしている場合や矯正部分が残っている髪は、この段階でタオルを肩に掛け、8〜9割程度自然乾燥させても問題ありません。
ハンドドライのポイント
トップの分け目から乾かす
・まず分け目と頭頂部から風を当てて乾かします。

順番に根元から毛先へ
・ハチまわり(頭の横の膨らみ部分)、こめかみ、襟足などを順番に、根元から毛先に向かって乾かします。
・上から風を当てることで自然なボリュームを保ちながら、中間の膨らみやうねりを抑え、仕上げがしやすくなります。

仕上がりのメリット
・ハチまわりのボリュームが出にくく、ショートやミディアムヘアはバランスよく整います。
・矯正をされている方は、この乾かし方で矯正の効果が長持ちします。
ブラシやくるくるドライヤーで質感よく仕上げる方法
表面や毛先を整える
・トリートメントや髪質改善、縮毛矯正を施した髪は、乾くにつれて質感が良くなります。
・表面や毛先の質感を整えるため、ブラシやくるくるドライヤーを使ってしっかりと追いドライを行いましょう。

柔らかい仕上がりへ
・水分が抜けるほどに髪が柔らかくなり、しっとりとした質感が際立ちます。

注意点
・乾き際にべたつきが出る場合や、乾かすほどに髪が硬くなったりバサつく場合は、次回ご来店時にご相談ください。
仕上げオイルでサラサラ質感を整える
オイルを馴染ませる
・❺仕上げオイルを1プッシュ(サンプルの場合は4滴程度)手のひらに取り、よく伸ばします。
・中間から毛先にかけて、特に削ぎや切れ毛が多い部分、乾かしても質感が気になる部分に優しく握るように馴染ませます。
・その後、クシで整えて仕上げます。

質感の調整
・オイルを塗ったままの場合、「少ししっとりツルッとした」質感になります。
・軽くドライヤーやくるくるドライヤーで熱を加えると、「サラッと軽い」質感に仕上がります。

お好みで試す
・質感はお好みに合わせて調整できますので、ぜひいろいろと試してみてください。

よくある質問

シャンプーは二度洗いしないと気持ち悪い

二度洗いをするかどうかについては、しっかりと毛先まで泡がなじみ地肌がマッサージできていて、毛先までクシが通れば、頭皮や髪は洗えていますので一度洗いでも大丈夫だと思います。

シャンプー後、流す前の段階で中間から毛先に硬い分部やクシが通りにくい分部など質感の良くない部分が残っているときは、シャンプーの原液を改めて揉みなおし馴染ませても良いかと思います。

二度洗いの基準は洗えているか否かではなく、しっかりとシャンプーが髪に馴染んでいるかどうかで判断してください。

シャンプーが流しにくい

キシキシして流しにくいときは、無理に指を通さずに泡を流すようにして、トリートメントをつけてください。このときあまり泡が残っていない方が普段通りに近い質感になり、泡が多く残っていると少し重くなる傾向にあります。

トリートメントが馴染むとしっとりしてクシが通ります。

シャンプーをしたらしっとりしてるので、トリートメントはいりませんか?

シャンプーが水と反応しトリートメント効果を発揮するのでしっとりと仕上がりやすいですが、泡立ちなりの脱脂力はありますので、そのままですと時期にパサつきやすくなってしまいます。質感にあわせたトリートメントを使うことで相乗効果によりトリートメントも馴染みやすくなりますので、シャンプー後はトリートメントを馴染ませてください。

トリートメントは少し残したい……

これまでシャンプーでキュッキュッとしていても、トリートメントつけるとしっとりするので、流し過ぎないようにしっとりと流し残し、仕上げで梳かしやすいコンディションに調整をしてきた方も多いはず。

しかし、このホームケアではその重さが、完全乾燥の際に質感の悪さに繋がることがあります。もちろん、しっかり流すと言ってもゴシゴシ流しキュッキュッっ❗とするまで流してしまっては効果を感じにくい気もするのですが、地肌からシャンプーの流し残しが無い程度に流して、ヌルヌル感はのこっていないが適度にししっとりする感じを見つけていただくと質感良く仕上がります。

市販のトリートメントを使ったら質感が悪くなった

トリートメントはシャンプーの脱脂力に合わせて保湿力が調整されているため、基本的にはセットで使用するのが望ましいです。一般的な市販のシャンプーは、強い脱脂力を持ち、トリートメントでしっかりと油を補充する(重めのコーティング)傾向がありますが、泡のシャンプー(アニシャンプー)は市販の製品よりマイルドな脱脂力なので返って重くなってしまいます。お勧めしている製品は油で重さや質感を出すのではない成分をご案内しており、保湿も軽くおこなう事で質感が整います。

また、泡のシャンプー(アニシャンプー)に市販のしっとり重めのトリートメントを組み合わせると、かえって質感が低下する場合があります。これは特定の成分が原因というよりも、シャンプーに合わない『脱脂と保湿』のバランスが問題となるためです。

もし市販の製品と組み合わせる場合は、軽めのリンスやコンディショナーを使用し、不足する保湿部分はブローローションや乾かす前のオイルやフィニッシングオイルで補うのが良いでしょう。

なお、集中ヘアマスクなどのしっとりと重めのアイテムは、さらに重さを上塗りしてしまい質感の低下を招く可能性があるため、避けることをおすすめしています。

髪をとかすのにクシもブラシも同じだと思いますが‥‥‥

ブラシで梳かして切れ毛を作っている方がとても多くいらっしゃいます。ブラッシングをしたい場合は、荒いクシで絡みを取り、根元から毛先へ地肌に沿うようにブラッシングをしてください。

なお、髪が濡れているときは摩擦も増え絡みやすくなっているのでブラシよりもクシの方が絡みにくく髪への負担も少ないと思います。

サロンではこの荒櫛(ジャンボコーム)整え用に白いクシをシャンプーやトリートメントの馴染ませや、ドライ前のコーミングに使用しており、こちらのロングコームを仕上げの際、乾かす時など使用しています。

またクシもブラシもそうですが、梳かすときは毛先からとかし、早く動かすと絡まりやすく切れ毛の原因にもなるのでゆっくりと通しすようにします。

ブローローションは必要ない気がします

乾かす前に使うブローローションですが、スキンケアでいう化粧水のように髪に柔らかさや弾力を与え保湿力を高めます。

コンディションによってはオイルだけでも大丈夫ですが、硬くパサつきやすい場合はブローローションがあった方が乾燥から守り柔らかい質感を維持できます。

いつも通り乾かすとダメですか?

顔より下の位置から少し上の前から風を当てて毛先をバサバサ〜っと踊るように動かすと、中間から毛先が絡まりやすいだけでなく、根本からハチまわりの切れ毛のボリュームがでやすくなり、アイロンなどを使わないと収まりにくくなる場合があります。

頭より上の位置から乾かすのは大変ですが、椅子に座り少しかがんで頭を下げるとあまり腕を上げなくてもトップから風を当てることが出来ますのでお試しください。

オイルをつけてアイロンしたら傷みますか?

オイルの種類によりさまざまですが、当店でご案内しているオイルは色のついたオイルはアイロン前に使わない。色の付いてないオイルはアイロン前に馴染ませても大丈夫ですが、できればオイルを馴染ませてから一度乾かしてからアイロンをされるのをおすすめしてます。

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