
シャンプーの方法は誰に教えられたわけでも無く、皆さん自己流に良い方法を模索しておこなっているかと思います。
ただひとつ知らずにすり込まれていることは「シャンプー=洗う」ということ。
このためメーカをはじめ市販のシャンプーは、洗うためのシャンプーが多く界面活性剤の問題が頭皮への影響を大きくしています。
ここでは当店でメディカルヘッドスパに使用しているホームケア製品の使用方法をご案内しております。
ここでは以下の商品を使用しています
PeloRicoShampoo[ペロリコシャンプー]
PeloRicoConditioner[ペロリココンディショナー]
ペロリコ ソリューション
そのひとつが脱脂力です。
最近は脂漏性や乾燥肌、ふけ症などの頭皮疾患に悩む方も増えています。
「脂が多く出てしまう」「フケが止まらず困っている」という方は、しっかりと洗い落とすためによく洗います。しっかり洗えば洗うほど頭皮は乾燥し、刺激を受けるため保護するために脂を出します。また、脂が出せない方は乾燥し角化異常を起こし代謝のサイクルが狂うため大量にフケを出します。
どちらも「洗いすぎ」から起こる症状なのに、気になればなるほど洗ってしまう。
病院に行けばワセリンやステロイド剤で保湿+治療を試みますが、使っているシャンプーは洗浄力が強い。
これでは改善にも時間がかかってしまいます。
ここでの改善キーワードは保湿です。
「シャンプーで落としすぎない」と「しっかり保湿」することです。
育毛も頭皮改善も同様に、「刺激緩和」と「保湿」をしっかりおこなう事をサロンでは大切におこなっています。
「刺激の緩和」は、【擦らない】【熱いお湯を使わない】ことが大切です。
シャンプーにおいて初めの予洗いから洗い、流しまで終始頭皮を擦っています。これをなるべく擦る事なく徹底することが非常に大切です。頭皮を擦ると気持ちが良く満足感があります。泡を沢山立てないと洗った気がしません。こうした思い込みと共に意識も改善していきましょう。
また、寒い季節になると特に感じますが、体に気持ちが良い、もしくは少し熱めの温度は頭皮には熱く刺激になります。熱すぎるお湯は頭皮の刺激になり脱脂を進め、乾燥させます。シャンプー時のお湯は頭皮にあてて少しぬるいくらいが理想とされていますので風邪を引かない程度に温度調整を試してみてください。
このように、このマニュアルでは動作に対する理屈を合わせて説明しています。話が長くなりかえって理解しがたい方もあるかと思いますので、後ほど簡易版も作ります。
まずはご一読ください。
育毛シャンプーの効果的な使い方
①予洗いで頭皮と髪をしっかりと濡らします
湯船につかって体をふやかすように、頭皮や髪もしっかりと濡らすことで毛穴が開き、皮脂や角質がふやけ汚れが取れやすくなります。また、髪や頭皮が濡れていないと、シャンプーの泡立ちが悪く余計に擦る必要も出ますので3分間を目安によく濡らします。
ぬらし方はシャワーの水圧を強すぎない程度に調整して地肌から毛先までしっかりとお湯を通します。指を通して絡まるときは無理に通さずもつれを取るように濡らししていき、毛先までしっかりと水分を吸うと髪がほどけやすくなりますのでそのあたりを目安にシャンプーに移ります。
なお、カラーや白髪染め、パーマや縮毛矯正など髪に対し施術をおこなっている場合は髪が濡れていく過程で絡みやすかったりしますので、気をつけていただき、やりにくいときはご来店時の際にご相談ください。
②シャンプーを泡立てます
ペロリコのシャンプーを適量取り頭皮や髪を擦りすぎないように泡立てます。
しっかりと泡が立ったらその泡を頭皮(毛穴)へ押し込むように手のひらで押し込みます。頭皮を押す感覚ではなく泡で頭皮に押しつけるイメージです。
全体的に頭皮へ泡を押し込み流しますが、頭皮の痒みや物足りなさもあるかと思いますので、頭皮に馴染んだ泡を使い地肌を優しくマッサージします。
痒い部分はとくに擦りたくなりますが、擦るのでは無く泡を馴染ませマッサージしてください。擦らずにマッサージしていると痒みも緩和されますので、流していきます。
③シャンプーが残らないようにしっかりと流します。
予洗い同様に温めのお湯でたっぷりと流していきます。
この際も、擦らずによくお湯をためてしっかりと流してください。
また、予洗い同様に美容室での施術をしている髪はキシキシしやすくなりますので、手を大きく動かして流すのでは無く、地肌にお湯をしっかりと流すように心がけてください。
④【重要】ここで軽く水分を拭き取ります
シャンプー後、地肌の水分を拭き取ります。これによりトリートメントの有効成分が頭皮へ浸透しやすくなります。
トリートメントを適量追加しながら気になる部分を中心にトリートメントで頭皮をマッサージします。この時も指先で毛穴に有効成分を浸透させるイメージでマッサージしてあげてください。気になる部分のマッサージをしたら他の部分も軽く頭皮のマッサージをおこないます。
⑤水分を足しながら引き続き軽く頭皮をマッサージします
洗面器などにためたお湯を足しながら頭皮をマッサージしていると、頭皮のトリートメントが髪にも馴染み髪がしっとりと仕上がっていきます。
時間が無いときなど④の工程を抜くとそのままトリートメント付けてマッサージしても頭皮のマッサージをしているうちに髪が柔らかくなりますが、④の工程を入れた方が効果的です。
⑥しっかりと頭皮を流します
擦らずに、地肌へしっかりとお湯を通し流していきます。
⑥おさえるようにタオルDryします
擦らずにタオルでおさえるように水分を取っていきます。
⑦必要に応じて髪のコンディショニングをします
頭皮ケアをしていて、重くなるからと髪を気にしない方もいらっしゃいますが、乾燥して絡んでしまったり静電気などで引っかかりやすい状態では抜け毛の原因にもなりやすいので、なめらかで扱いやすい髪のコンディションに整えます。
⑧熱くない風で頭皮、髪を乾かします
熱い風の方が早く乾くかもしれませんが、髪や頭皮が乾燥してしまうので、手に当てても熱くない温度で乾かしていきます。
⑨気になる部分を中心にソリューションを塗ります
完全に乾いてから、気になる部分を中心にソリューションを塗りおさえるようにマッサージして馴染ませていきます。このソリューションは12時間の効果があると言われていますので、朝晩使うことで24時間の効果が期待できます。
また、ドライヤー後完全に乾いてから数分以上あけてて塗布すると、更に頭皮が乾いているため効果的という報告もあります。しかし忘れてしまっては元も子もないので、洗面所などにおいて歯磨きや洗顔と紐付けて習慣化すると効果的です。


