お腹を触ると冷たいですか?
手足の冷えとは違い、おなかを触った際冷たく感じるのは下半身型や末端型のようにわかりにくいですが『内蔵型冷え性』なのかもしれません。
内蔵が冷えると以下の様な症状が
- 痩せにくくなった
- 下痢、便秘をしやすくなった
- シミ・くすみ・クマ・赤ら顔・吹き出物などが増えた
- 風邪などを引きやすくなった
- アレルギーも出やすくなった
- 疲れやすくなった
など、血流・免疫力・基礎代謝・消化機能・肝機能などの低下により①から⑥の自覚症状がみられます。
平熱は低い?普通?(低体温に潜む心配)
いつもお腹が冷たい人の多くは平熱が低いらしいですがあなたの平熱は何度ですか?もし良ければぜひ、調子の良いときに何度か体温を測ってみて下さい。
人の体は一般的に三十六・五度を平熱に活動できているときが、もっとも体内酵素が活性化するらしく、血行がわるくなり体温が下がると、一度下がる毎に免疫力は三十七%も低下し、病気になりやすくなります。
逆に平熱よりも一度上がる毎に約十二%も免疫が上がり、病気になると熱が出る(上がる)のは、自己免疫を高めている証とも言われています。
どんな原因があるんだろう
お腹が冷える原因は様々ですが、
- ダイエットによるカロリー不足
- 運動不足による筋肉低下
- 冷たい飲み物・甘いものの過剰摂取
- ストレス
など生活習慣に思い当たることもしばしば・・・
思い当たる方はなるべく早く対処しましょう
気になる(思い当たる)方は早い段階での対処しましょう。
内側から温める
腸(体)を温める納豆・味噌・漬け物をよく噛んでゆっくりと時間をかけて食べます。
納豆にはオリーブオイルやキムチを合わせて食べると更に効果的。発酵食品なども腸内環境に貢献します。
お風呂で温まる
入浴は熱めで短くが良いようです。
肩や背中を冷やさない為に半身浴ではなく首まで五分ほど浸かり、体が温まったら左右の肩胛骨を背中の真ん中に引き寄せるストレッチを二秒二回ほどします。
普段からの備えも大事
普段から腹巻きをして冷えを防止。
最近はアウターにひびかず通気性の良いものが通年使えて人気があるようです。遠赤外線仕様やカイロのポケットがあるものもありますので、探してみて下さい。
カイロを貼ってさらに暖か
冬場はカイロも効果的に使います。
貼り方は、おへその下あたり(下腹部)にある丹田というツボのあたりと、腰の下(おしりの割れ目の上部)にある突起(仙骨)周辺に貼りカイロでサンドイッチします。
丹田を温めると交感神経を刺激し基礎代謝が上がり、仙骨周辺を温めることで全身の血行を促進し体全体を温める効果があります。
それでも油断は禁物
しかしながら、これらは一時しのぎに過ぎません。
一度冷えのサイクルが始まると冷えては血行が悪くなり、血行が悪くなると冷えがひどくなるという悪循環に陥ります。
食事や睡眠、日々の運動(ストレッチやウォーキング)など普段の生活を見直すことが重要です。
運動を習慣づける
「運動するぞ!」と決めると大変なので、まずは気軽に出来る短いものから如何ですか?
日々の運動には日常生活に取り入れやすい【十分ウォーキング】がお勧めです。
肩の力を抜いて胸を張って大股で一日十分程度歩きます。
- 一人でマイペースにがポイント。
- 両手はひじを伸ばし大きく振りながらブランブランと歩く。
【十分ウォーキングの注意点】
- ひじを曲げると筋肉が緊張し肩コリの原因になる
- 1人で自分のペースで歩くのがいい
- ペースが乱れるので犬の散歩やご夫婦で一緒にというのはおすすめしません。パートナーが歩幅やスピードに合わせてくれるならいいと思います。
- 肩や腰に負担がでる買い物のついでや荷物を手に持ちならが歩くもの悪い
これらに注意し様子をみながら、入浴やストレッチを組み合わせてみて冷え性を克服しましょう。