M3Dのデメリット??

皆さんはM3Dのデメリットを感じていますか?
色々と世間では賛否両論のM3Dですが、どんなものもそうあるようにM3Dの認知度が高まった証拠でしょうか…(¨;)
M3D取り扱いサロンも増える中、色々なお問い合わせを最近受けるようになりました。
本文中にも書いたとおり、実際M3Dはそう簡単に結果の出せるトリートメントでもありませんし、とても手間の掛かる施術です。
また、施術と共にお手入れなどもしっかりと説明していかないと、今までのトリートメントとの違いに、さらにデメリットとして感じる部分は増えるかもしれません。

さて、色々不安や疑問も出やすい頃なのかもしれません。
うちのサロンでもM3Dを導入し、日々研究の毎日ですがデメリットとして感じやすい部分をピックアップしてみました↓

M3Dカラートリートメントの施術をしたのに髪が硬い(ゴワ付く)

うちでは、毛先の処理が甘かったときにこういった仕上がりになりました。もう一度、しっかりとM3Dカラートリートメントをすればサラサラの仕上がりになることが多いです。

帰宅後、髪を洗おうと思ったらゴワ付く

こういった質感も上ににているのですが、いつ頃からゴワ付いたのか?洗いにくくなったのか?この辺りが重要になってきます。すぐにゴワ付きが気になるようならもう一度お直しをされた方が良いかと思います。M3Dは一般的に内部補修をしっかりとするため、従来のサロントリートメントよりも保つような印象がありますが、これも髪のダメージ具合に比例するところがあります。M3Dをしたら何もしなくて良いのではなく、今までのトリートメントよりも普段のお手入れをしているだけで格段に扱いやすくなる!ここがM3Dの魅力と言えます。従来のトリートメントも落ちてくると扱いにくくなってきますが、そこはM3Dも同じものとして良いと思います。どんなケアをおこなっていても同じですが、ゴワ付いてきた場合は地肌からしっかりとお湯をしみこまして、毛先からシャンプーを揉んでいきます。決して指を通すのではなくただ揉んでいきます。根本までくる頃には毛先が柔らかくなってきているので地肌から優しく泡立ていきます。詳しくは“M3D後のお手入れ”をご覧ください

M3Dをしたのに毛先のゴワつきが復活する!

この場合↑上の項にある内容とM3D後のお手入れに加え↓次の項の仕上げ方を行うと良いのですが、それに加えてコンディショナーの使い方を丁寧に行うとさらに状態を維持しやすくなります。シャンプー後、軽く水気を取って毛先から中間にかけてコンディショナーを付けていきます。洗面器にお湯をはって、そのお湯の上でお湯をすくいながら髪にかけて指を通します。数回繰り返したら、さらにコンディショナーを重ね付けして軽く揉みます。この時ゴワつきが気になるところは丁寧にもんであげてください。その後数分(2~5分位で平気です)置いてもう一度さっきのお湯を髪にかけながら流します。この溜めすすぎは昔よく行われていたようですが、最近はされる方も少ないようですね。流していくうちに髪の質感が変わってくるのが感じられると思います。最後に少量のコンディショナーを毛先につけて、地肌からシャワーで流してください。
使用するコンディショナーやトリートメントは問いません。市販のものでもサラサラにしっとりと仕上がります。しかし、M3Dのコンディショナーを使用した方がさらに艶間は持続します。

シャンプー後乾かすときに髪が絡まる!扱いにくい

しっかりとM3Dのトリートメントが仕上げられていて、シャンプーやトリートメント(コンディショナー)がいい状態で終わっていれば、タオルで拭いたときは絡まっていないかと思います。タオルで拭くときも、毛先からタオルで揉みながら水分を取るようにしてください、バサバサーッ!て拭いては、キューティクルも逆立って絡まりやすくなりますし毛先もごわつきやすくなってしまいます。濡れている時は特に優しく扱ってあげてください。しっかりと水分を吸い取ったら、根本から乾かしていきます。この時初めから毛先を乾かしていくとバサ付き易いです。根本が乾いてくると手触りが変わってくると思います。そうしたら、順に毛先に向かって乾かしていきます。最終的に全体を乾かすわけですが、指を通しながら根元~毛先に向かって風を当てて乾かすことでキューティクルも整い、艶感も手触りもいいものになります。「乾かした後絡まりやすい」や「ゴワ付く」と言われる方は乾かす段階でバサ付を起こしている場合と、しっかりと毛先まで乾かしていない事が多いようです。
こういったことが起こらないように、当店ではシャンプー~乾かしまでの工程を触っていただきながらご説明しています。この説明がないだけでM3Dは180度違ったものにも感じてしまうようで扱いにくいと感じた方はこの部分を手をかけてあげてください。

1ヶ月過ぎて髪が扱いにくくなってきた

これまた上の症状に似ていますが、M3Dのトリートメント効果が落ちてきたのだと思います。M3Dをしたからと言ってそのまま何ヶ月もサラサラ~っと言うわけにもいかず、ある程度(3週間~5週間)の周期で定期的にメンテナンスをされることをオススメします。一般的にはカラートリートメントではダブル~トリプルをオススメしていますが、2回目以降は髪の状態をカウンセリングしながらシングル~ダブルでの施術を行っています。毛髪補修の観点から考えればトリプルを数回続けて行う事が望ましいようです。

前回よりも髪が硬くなってしまった

アイロンなどの熱によるものや、ダメージによって仕上がりは違うため一概に言い切れませんが、気になった時は施術したお店に相談されるのも一つの手かと思います。カラートリートメントの場合シングルよりもダブル、ダブルよりもトリプルの方が艶が出て髪がしっとりと柔らかくなるのは、回数分カラー剤とトリートメントが髪に揉み込まれるからだ薬の配合で硬さに変化があることは確かなので、施術を見直せば髪は柔らかくしっとりと出来るのですが、扱っているのがカラー剤であれば2回目~3回目とダメージ無くトリートメント効果を引き出すために工夫が必要になります。はじめに書いたアイロンなどの熱によって出る硬さの場合は、ダメージ毛にもかかわらず熱の当てすぎでと思います。実際、お硬く仕上がってしまったことを言ったのですが、アルカリが低すぎたり濃度が薄すぎても髪は柔らかくならない場合がありました。

まだあるかなー??っと思いますが、ご相談を受けたり自分たちで感じたことがあれば追加していきます。

まとめ

上に上げた内容は主に、僕らが施術していてつまずいた部分でした。文字にするととても大変な感じがしてしまいますが、できそうな所を少しづつ続けていただけたら、髪はもっと扱いやすくなるかと思います。M3Dはとても繊細な気遣いのいる施術です。従来のトリートメントはだいたい誰がやっても?そんなに結果に違いが出ない物ですが、M3D全然違う物になります。

M3Dトリートメントに加えコラーゲンやケラチンを使用したり、薬液の濃度をダメージに合わせて調整することや、細かい部分にまでこだわった施術。最後の仕上げに至るまで、こんなに違うのか?位違いが出てしまいます。ですから、日々営業が終わってから深夜まで集まって研究する必要があるんですね。

実際、従来のトリートメントもM3Dトリートメントもお客様にとっては髪を補修するものとしては同じ物ですね。

皆さんの好みで良いと思います。M3Dも時間と共に落ちていくので質感の悪化はあるかと思いますが、一般的なものが2週間ならM3Dが3週間保つ位の違いはあるかと思います。また、パーマやカラーでバサ付いて毛先にザラ付きの感じるダメージに対しては、一般的なトリートメントはいくら行っても『これだ!』って仕上がりに持って行くのが難しいです。濡れている時も気にしながら中間から毛先へ指を滑らせるとキュキュッと引っかかりが残り、乾いてもパサ付きが取り切れないものです。そう言ったダメージにはM3Dの仕上がりがビックリするくらい良いものに感じられます。濡れている時は普通にしっとりとしていて、乾くとサラサラ。アイロンでの仕上げはお好みで良いかと思います。とにかく濡らした後はしっかりと乾かして下さい。

M3Dには熱が必要(良い)と言われますが、濡れているところに、急に熱い風をかけて乾かしたりしないで下さい。市販されているドライヤーでも髪に近づけて当てれば髪は相当な温度になります。濡れている時は髪から話し根本から風を入れてとにかく乾かして下さい。普通に乾いてから熱を当てるととても艶やかになります。アイロンはお好みで良いかと思います。温度も高ければいいのではなく、髪のダメージや髪質によっても適正な温度があるかと思うので、美容室で施術される差に担当の美容師さんに相談されるのも良いかもしれません。

M3Dをしたら普通のトリートメントに戻れない!普通のトリートメントをしたらM3Dはできない!と言った施術ではないので、不安や疑問がある時は気軽にご相談下さい。

ここまで一般的なトリートメント剤(サロントリートメント)といっていたのは、シリコンやオイルを含んだシステムトリートメントの事を指します。ホームケアではシリコンが入っていないトリートメントやコンディショナーを探す方が大変な世の中なので、使い慣れたものを使用するのでも良いかと思います。

M3Dされた髪にシリコンを含むシャンプー&コンディショナーを使用すると若干重くなってしまい艶感も損なわれるため、コンディショナーは少量の使用で様子を見られるのが良いかと思います

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